『まあぶる ほっと るーむ』の先生である「まあぶるせんせい」は、どんな人なのでしょう。

まあぶるせんせいは、小中高校生に作文を教えるようになって11年が経ちました。そして、まあぶるせんせいには、今年社会人になった息子がいます。息子には、自閉症スペクトラム障害があり、5歳の頃には診断が出ていました。小学生のときは、週に1回通級指導を受け、中学・高校は発達障害に理解のある私立学校へ通いました。大学は本人の希望で私大へ進学し、就職は、自分のことを理解してもらって働く方がいいと本人が考え、障害者枠で内定をもらい就職しました。今は、周囲に理解してもらいながら、様々な業務に挑戦しています。

これまでの子育ての中での細かなことは忘れてしまいましたが(人間はうまくできていますね。忘れてしまいます…)、ここまで育てるのはなかなか大変でした。今でも、息子が卒業した学校の保護者の方々とは接する機会があるので、保護者の方々がどんな気持ちで子育てをしているのかもよくわかります。そして、本人達がどんな気持ちでいるのかもよくわかります。だからこそ、この教室を開き文章を書く力をつけることを通して、同じような悩みを持つお子さんや保護者の役に立ちたいと思いました。つらく大変で嫌な気持ちで文章を書くのではなく、少しでも楽しく前向きに取り組めるようにしていきたいと考えています。